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「悪いことをしたら謝る。こんな簡単なことも覚えず、あの子たちを大人にしたくないんです。」(2年3組の事件について口を閉ざす岸本校長に向かって)

悪いことをしたら謝る。こんな簡単で当たり前のことができない大人たちが増えてしまったのはどうしてだろう? 隠そうとしたり、誰かに責められるまで謝らなかったり、みんな自分の身を守ることばっかり考えて、他の人の気持ちを思いやることを忘れてしまってる。でも、人を傷つけたことに気づいたら、しっかり反省して謝るってことは、時代や社会が変わっても、絶対に変わっちゃいけないことなんだ。

しかも、あたしたちは子供を教える先生。あたしたちが悪いことは悪いって認めて、素直に謝ることをしなかったら、生徒たちだって謝ることができない大人になってしまう。先生の仕事は、漢字の書き方や方程式の解き方を教えるだけじゃない。本当に大事なのは、人を思いやる心を教えること。それができなかったら、胸張って自分が先生だって言うことなんてできないはずだよ。

だから、あたしは、学校や教育委員会が2年3組の事件を隠そうとしたことが許せなかった。あの子たちを救うために、なんとかして三井恭平に謝らせたかったんだ。それが、先生としての、大人としての、あたしの仕事だと思ったから。2年3組の生徒たちのためだったら、あたしはどんなに苦労してもかまわないよ!

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