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「あたしは、みんなを侮辱されることだけは絶対にがまんできない。あたしの正義は、みんなの正義を通すこと。だから、話してほしい。どうしたいか。どうしてほしいか。」(週刊誌の記事に怒りを爆発させる2年3組の生徒たちに向かって)

「あなたには隠ぺいにしか見えなくても、みんなそれぞれの正義で、守ろうと必死なんです」。日向さんは、そう言った。気持ちは、わかるんだ。親たちはみんな子供のためを思って修学旅行への不参加を望んだんだろうし、校長や教頭だって生徒を傷つけたくて事件を隠してるんじゃない。みんな、それぞれのやり方で子供たちを守ろうとしてる。その気持ちは、あたしも認める。

でも、やっぱりいちばん大切なのは、生徒たちの気持ちなんだ。学校は、親のものでもなければ、先生のものでもないし、ましてや教育委員会のものでもない。子供たちのものなんだよ。なによりも子供たちの気持ちを第一に考えてあげなきゃいけないんだ。だから、傷ついて素直に気持ちを伝えられない子供たちの、心の声を聞いてあげなきゃならない。そして、それを伝えるために、どんなことでもする覚悟を持たなきゃならない。学校が、生徒たちの本当の気持ちを隠して嘘の発表をしようとするなら、あたしはとことん戦う。あたしがやらなかったら、あの子たちの声はどこにも届かない。あたしがあの子たちの声になって、親たちに、先生たちに、教育委員会に、そして、大人たちに、生徒たちの本当の気持ちを伝えるんだ!

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